コトバンク、校務DXサービス「KOOM時間割クラウド」 をアップデート、新機能「日課管理」をリリース

コトバンク株式会社(代表取締役:小泉純、本社:東京都渋谷区)は2024年2月に提供を開始した、授業カリキュラムを自動生成する「KOOM時間割クラウド(以下、KOOM)」に、新機能として「日課管理機能」をリリースしたことをお知らせします。

本機能は、β版として既に一部の利用校で試用いただいておりましたが、この度正式にすべてのお客様への提供を開始する運びとなりました。

「日課管理機能」の開発背景

時間割作成業務は教員の業務配分を決める重要な要素であるとともに、その作成には多くの時間を要します。複数の教科、正規・非正規含めた複数の教員、学校行事や変則的なカリキュラムなど各学校の独自性が強いため、これまでにも市販のソフトウェア等が存在していたものの、複雑な要求に対応しきれず、限られた教員のみで対応することが通例でした。

「KOOM」は、これまで一部の教員に負担が偏っていた時間割作成業務を効率化し、作業時間を150時間(※1)ほど削減できる主に中学校・高等学校で活用されるクラウドサービスです。


この度は時間割確定後の運用フェーズに着目し、その中でも重要な「日課管理」機能について、新機能をリリースいたしました。

「KOOM時間割クラウド」できること

【新機能】日課管理機能

koom上で作成した時間割プランから、自動的に日課カレンダーを生成し、授業の予実管理をサポートします。施工期間や除外日を自由に設定し、期間における時数一覧を出力できます。

また、日課カレンダーに展開された授業は、日々の変更にあわせた振替が可能です。振替結果は自動で記録され、最新の時間割をクラス別/教員別にPDFやエクセル形式で出力できます。

今回のアップデートにより、「担当者が変更時間割を作成し、職員室前のホワイトボードに書き写し、生徒が目視確認する」というアナログ作業をデジタル化・省力化することが可能となります。

時間割作成機能

クラウド環境による協調分散入力や、高精度のコマ配置が特徴です。30分で数パターンの時間割を作成できます。出力された時間割を比較し、最適なパターンを選ぶことも可能です。コマの配置アルゴリズムでは「山登り法」という局所探索アルゴリズムの応用である「焼きなまし法」と「反復局所探索法」 を使って解を探索しています。

キャンペーン情報

2024年9月30日までにお申し込みをいただきました学校様限定(※2)で、2025年3月31日まで全機能を無料でお試しいただけるキャンペーンを実施いたします。

詳しくは、サービスサイトより御覧ください。導入学校様のお声なども掲載しております。

https://www.koom-info.cloud/


(※1)教員数を100名と仮定した際の勤務可能日調査(-50時間=(=100名x30分)、コマ作成及び配置(-100時間)と仮定しています。

(※2)過去にKOOMのトライアルをご利用いただいたことのない、未導入の学校様に限ります。

「時間割クラウドKOOM」担当ゼネラルマネジャー 谷口諭より

コメント

時間割の運用はホワイトボードを活用して運用されるなど、多くの学校でいまだに現地にいかないと確認・更新ができない業務のひとつとなっています。

今回の機能リリースを通じて、どこからでも最新の時間割を確認できるようになり、柔軟な働き方を推し進める一助になると考えています。

また、日ごろの細かい変更を時数管理に反映させるのは教務にとって負担であると認識しております。変更履歴一覧をすぐに入手できるようにすることで、教務担当の負担を軽減につながることを願っております。

今後は振替の自動推薦機能など、時間割運用負担を軽減する機能開発に一層取り組んでいく予定です。

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校務DXサービス「KOOM時間割クラウド」経済産業省「働き方改革支援補助金2024」に採択